京都で、夏の伝統行事「五山送り火」が3年ぶりに完全点火
8月 17, 2022 15:55 Asia/Tokyo
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夏の伝統行事「五山送り火」
京都の夏の伝統行事「五山送り火」が京都市内の各山で営まれ、3年ぶりに全ての火床に火がともりました。
日本の報道各社によりますと、お盆に迎えた祖先の霊を送る京都の夏の伝統行事「五山送り火」が16日火曜夜、京都市内の5つの山で営まれ、雨上がりの夜空に浮かんだ炎の文字や形に、市民らが祈りをささげました。
新型コロナウイルスの感染拡大で火床を縮小した昨年、一昨年を経て、今年は3年ぶりに全ての火床に火がともされています。
日本時間の同日午後7時台に強くなった雨は同8時前に雷鳴まじりの大ぶりとなり、点火時刻を遅らせた地域もありましたが、8時半までには全ての山に文字と形がともされました。
今年はコロナ感染拡大防止に向け、点火のために山に登る従事者の数を絞るなど、各山が感染対策をしての実施となり、各保存会でつくる京都五山送り火連合会も、観賞の際に人混みへの外出を極力控えるよう呼び掛けていました。
なお、京都府警の発表によると、人出は2万700人で、前回、全面点火された2019年より7300人少なくなっています。
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