台風11号が日本に接近、日本気象庁が注意喚起
(last modified Sun, 04 Sep 2022 11:06:23 GMT )
9月 04, 2022 20:06 Asia/Tokyo

大型で非常に強い台風11号が沖縄本島の西の海上を北上し、今後は九州北部など西日本に接近して大雨のほか、猛烈な風やしけとなるおそれがあることから、気象庁が注意を呼びかけています。

日本の報道各社が気象庁の発表として報じたところによりますと、台風11号は、4日午後6時には沖縄・久米島の西北西およそ260キロの海上を1時間におよそ20キロの速さで北へ進んでいて県内は暴風域を抜けたものとみられます。

中心の気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心の南東側240キロ以内と北西側165キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。このあと台風11号はやや発達しながら東シナ海を北上し、しだいに進路を東寄りに変えて、今月6日には九州に接近するおそれがあります。

沖縄県によりますと、この台風の影響で県内では4人が強風にあおられて転倒し、1人が重傷、3人が軽傷を負ったということです。

また、那覇市ではブロックが飛ばされ車の窓ガラスが割れ、また立体駐車場の外壁がはがれ落ちたなどの被害が報告されています。

ほかにも、強風で女性が転倒して軽傷を負い、石垣市で農業用ハウスが倒壊したということです。

北上するこの台風のほか、前線の影響で、西日本と東日本を中心に6日にかけて大気の不安定な状態が続く見込みで、雨雲が発達して激しい雷雨となり、局地的には非常に激しい雨が降って大雨となるおそれがあります。

このため、進路によっては雨量がかなり増えて災害の危険性が高まる可能性があります。

気象庁は台風から離れていても油断せず、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するとともに落雷や竜巻などの激しい突風にも十分注意し、今後も最新の情報を確認するよう呼びかけています。

 


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