神戸沖で誘導ボートが防波堤に衝突・損傷　２人死亡

４日未明、神戸市中央区の沖合で大型船を誘導するためのボートが防波堤に衝突し、乗っていた男性２人が死亡しました。

ＮＨＫによりますと、４日午前３時ごろ、神戸市中央区メリケンパークの沖合で、「ボートが衝突した」と別の船から消防に通報がありました。

消防と海上保安部によりますと、衝突したのは大型船を誘導するためのボートで、沖合に設置された防波堤に衝突したとみられます。

ボートに乗っていた男性５人は病院に搬送されましたが、このうち、いずれも神戸市の山下勇人さん（７１）と山中和孝さん（５２）が死亡しました。また、ほかの７０代から５０代の３人も腰の骨を折るなどのけがをしたということです。

5人は海に投げ出されておらず、衝突によって船内でけがをしたということです。衝突したボートは長さおよそ１５メートルで当時、大型船の誘導のため沖合に向かう途中だったということです。ボートの船首部分は激しく損傷していて、海上保安部は当時の状況や事故の原因を詳しく調べています。

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