五輪汚職、次々発覚 スポンサー選定は高橋容疑者に実権か
9月 06, 2022 14:52 Asia/Tokyo
東京五輪組織委元理事の高橋治之容疑者が、大会スポンサーの選定をめぐり賄賂を受け取っていたとされる問題で、東京地検特捜部は新たに大阪市の広告代理店「大広」を家宅捜索しました。
毎日新聞によりますと、大広は、大会スポンサー集めの業務を受託した謝礼として、高橋容疑者の知人が経営するコンサルタント会社に計1400万円を支払った疑いが持たれています。
東京五輪のスポンサー集めは基本的に大手広告代理店・電通が一手に請け負うことになっていました。しかし、組織委が必要性を認めた場合は、電通以外の企業も「販売協力代理店」としてスポンサー集めを担うことが可能となっていました。
毎日新聞の取材によると、大広は大会スポンサー集めに携わりたいという要望を高橋容疑者に伝え、高橋容疑者は2016年ごろに大広を販売協力代理店に指定するよう組織委に働きかけたとされています。
高橋容疑者は先月、大会スポンサーの紳士服大手・AOKIホールディングズからスポンサー選定の見返りに約5000万円を受け取ったとして、逮捕されました。
また、今月3日には、やはり大会スポンサーだった出版大手・KADOKAWAから、同様に計7000万円を受領していたとして再逮捕されました。
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