9月 07, 2022 16:01 Asia/Tokyo
  • 知床沖観光船事故
    知床沖観光船事故

北海道の知床沖で観光船が沈没した事故で、北方領土とサハリンで見つかった3人の遺体が、近くロシア側から日本に引き渡される見通しです。

地元メディア・北海道ニュースのほか、日本の報道各社によりますと、今年4月に知床沖で観光船が沈没した事故で、北方領土の国後島とサハリンで見つかった3人の遺体について、政府は9日金曜にも引き渡しを受ける方向でロシア側と調整していることが分かりました。  

関係者によりますと、遺体の引き渡しは9日にもサハリン南部のコルサコフ港で行われ、海上保安庁の巡視船が引き取りに行くことになっています。 

引き渡しには海上保安庁の「巡視船つがる」が向かうものとみられ、順調に進めば9日夜にも小樽港に戻ります。

国後島で見つかった甲板員の曽山聖さんと、北海道北見市の20代女性、それにサハリン南部で見つかった乗客の男性、合わせて3人です。

3人はロシア側の調べで沈没した「KAZU1(カズワン)」の乗船者とDNA型のサンプルが一致していました。 

国後島で見つかった2人については現在、コルサコフ港まで移送する手配が進められているということです。  

第一管区海上保安本部は、遺体を引き取った後に改めて身元の確認を行うことにしています。

なお、去る8月に北海道斜里町で見つかった頭の骨が今月6日、乗船者のものと判明していて、この事故の死者は15人、行方不明者は11人となっています。

 


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