米横須賀基地でまたも有害物質が検出、暫定目標値以上の値
9月 13, 2022 15:15 Asia/Tokyo
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神奈川県横須賀市の米海軍横須賀基地
神奈川県横須賀市の米海軍横須賀基地内の排水から、有害な有機フッ素化合物「PFOS」が再度検出されました。
日本の複数のメディアによりますと、米海軍横須賀基地内の排水から、日本の暫定目標値を超える有害な有機フッ素化合物「PFOS」「PFOA」が検出された問題で、横須賀市は12日月曜、基地内の排水から再度PFOSなどが検出されたと発表しました。
これは、米軍側から報告を受けた国から横須賀市に説明があったもので、上地克明市長は「誠に遺憾。海への流出が常態化しているのではないか」と懸念を示すとともに、原因究明と再発防止の徹底を求めました。
同基地では去る5月上旬、排水処理場で泡が見つかり、米軍が排水のサンプルを採取して調べたところ、基準値を超えるPFOSなどが検出され、問題になっていました。
これを受け米軍が去る7月上旬、再度サンプル調査を実施したところ、生活排水系の処理場排出口で1リットルあたり112ナノグラム、産業排水系の排出口で同93ナノグラムと、いずれも日本の暫定目標値(50ナノグラム以下)を超す値が検出されたということです。
なお、原因は分かっていませんが、アメリカ軍は日本の防衛省に対して、排水処理施設内に有害物質を吸着する活性炭フィルターを設置するほか、定期的に汚泥を処理すると説明したということです。
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