日本が今日から水際対策を緩和、旅行業関係者と外国人訪日客の声

日本で、11日火曜から新型コロナウイルス関連の水際対策が、ほぼコロナ前の状態に緩和され、多くの外国人観光客が戻ってきつつあります。

東京都内観光はとバスも、大勢の利用客が乗っているのが分かります。

街中も、まだマスク姿の人々が大半ではあるものの、大勢の人々が往来しています。

JTBグループがご案内する50年以上の歴史を持つ日本最大級の訪日外国人向けツアー・サンライズツアーズのある関係者は、「昨今は特に円安が進んでいますので、全て円安の効果ですね。ドルベースやユーロベースとなると、全てが帳消しになってしまいます。ですから、海外から見ると、日本はまだまだ非常にお安く済むと感じられます」と語りました。

世界でも１，２を争うほど厳しいと言われた日本の入国制限が大幅に緩和されたこともあり、マスク姿ながらも、街中では以前のように多数の外国人の姿も多く見られるようになりました。

同関係者はまた、「訪日外国人数については、コロナ前のピークだった3188万人をベースに考えると、大体半分くらい戻ってくるのではないかと思います。ですからその辺の速度がものすごく速くなっていくのではないでしょうか」と述べています。

東京メトロのある駅入り口付近にいたマスク姿のある外国人男性は、「現在の日本のビジネスマンや旅行者の数は、まだ本来あるべきそれ相当の数を示していない。自分はほかの人にもっと訪日をお勧めする｣と語っていました。

また、もう1人の外国人男性は、「自分はこれまで飲食店にも行ったしショッピングもした。これはよかった。来てよかった｣とコメントしています。

日本は本日より実に2年7ヶ月ぶりの本格的な開国となり、今後どのくらいのペースで海外からの訪日客が戻ってくるかが注目されています。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。