NY市場で円安加速、一時1ドル147円近辺に
(last modified Thu, 13 Oct 2022 07:39:58 GMT )
10月 13, 2022 16:39 Asia/Tokyo
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米ニューヨーク外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、12日水曜には一時1ドル146円98銭と147円近辺で取引されました。

日本の報道各社によりますと、13日木曜の東京外国為替市場の円相場は、1ドル146円台後半まで値下がりし、日本が金融危機下にあった1998年8月以来24年ぶりの円安水準で取り引きが続いています。

外国為替市場では、12日水曜に発表されたアメリカの先月の卸売物価指数が市場の予想を上回ったことや、日銀の黒田総裁がアメリカ・ワシントンで行った講演で大規模な金融緩和を続けると発言したことを受けて、改めて日米の金融政策の方向性の違いが意識され円相場は、一時、1ドル147円に迫る水準まで円売りドル買いが加速しました。

なお、G7先進7カ国は12日水曜の財務相・中央銀行総裁会議で「最近の急激な変動を踏まえ、世界市場を注意深く監視し続ける」との方針で一致しています。

さらなる円安が続いていることについて、市場関係者は「先月、政府・日銀が市場介入に踏み切った時よりも円安が進み、投資家の間には再び介入を行うのではないかという警戒感も広がり、東京市場では神経質な取り引きが続いている」とコメントしました。

また、松野官房長官は13日午前の記者会見で「日々の為替相場の動きについて、逐一コメントすることは差し控えるが、引き続き、為替市場の動向を高い緊張感を持って注視するとともに、過度な変動に対しては適切な対応をとりたい」と述べています。

 


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