経再相辞任の山際氏が、党の新型コロナ対策本部長に
(last modified Wed, 02 Nov 2022 06:34:53 GMT )
11月 02, 2022 15:34 Asia/Tokyo
  • 山際大志郎経済再生担当相
    山際大志郎経済再生担当相

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を批判されて先月辞任した山際大志郎経済再生担当相が、自民党の新型コロナ対策本部の本部長に就任しました。

NHKが2日、報じたところによりますと、政府の新型コロナ対策を担当していた山際氏は、自民党の新型コロナ対策本部の本部長に就任し、2日の会合で、「コロナと戦ううえで最大の武器と言ってもよいワクチンについて議論したい。ウィズコロナを維持するため、すべきことはたくさんあり、政府とともに取り組んでいきたい」と述べました。

山際氏は先月24日、教団との接点について新たな事実が浮上する度に追認する事態が続いていたことを受け、閣僚を辞任する意向を固めました。岸田首相は、説明責任を十分果たしていないと判断し、山際氏を事実上更迭しました。

文化庁は同月25日、旧統一教会の調査に向け、宗教法人法に基づく「質問権」行使の新基準をまとめる専門家会議の初会合を開きました。宗教法人法では、解散命令につながる法令違反が疑われる場合などに、報告を求め、幹部らに質問できると規定されており、明白な法令違反などが確認できれば、教団の解散命令請求が視野に入るということです。次回の会合は、今月8日に予定されています。

旧統一教会をめぐる問題が生じて以降、岸田内閣の支持率は急落しており、日本経済新聞社が先月28日から30日にかけて実施した世論調査では、78%が旧統一教会への解散命令を「請求すべきだと思う」と答えていました。

 


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