森元首相が、ウクライナ大統領と日本メディアの偏向報道を批判
(last modified Sat, 19 Nov 2022 06:46:45 GMT )
11月 19, 2022 15:46 Asia/Tokyo
  • 日本の森喜朗元首相
    日本の森喜朗元首相

日本の森喜朗元首相が、ゼレンスキー・ウクライナ大統領と日本メディアを批判しました。

共同通信が伝えたところによりますと、森元首相は18日金曜、日本維新の会の鈴木宗男参議院議員のパーティーで挨拶し、ウクライナ情勢に触れたなかで、「ロシアのプーチン大統領だけが批判され、ゼレンスキー氏は全く何も叱られないのはどういうことか。ゼレンスキー氏は、多くのウクライナの人たちを苦しめている」と述べています。 

また、対露制裁やロシア批判を繰り返す岸田文雄首相については「米国一辺倒だ」と指摘しました。

一方、ロシアのウクライナにおける特殊軍事作戦をめぐる日本メディアの報道については、「日本のマスコミは一方に偏る。西側の報道に動かされている。欧米の報道のみを使っている感じがしてならない」と語っています。 

特に最近、ウクライナとの国境に近いポーランドの居住区にミサイルが着弾し2人が死亡した問題でも、日本の報道各社は当初、米AP通信を引用する形で「ロシアのミサイルが着弾」といった見出しで一斉に伝えていました。

しかし当時、ポーランドや米国の公式発表では、誰がミサイルを発射したかについては触れられておらず、こうした点にも日本のメディアにおける西側寄りの偏向性が見て取れるといえそうです。

 


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