IOC、東京五輪テスト大会での談合事件について解明を要求
12月 06, 2022 17:41 Asia/Tokyo
IOC国際オリンピック委員会のクリストフ・デュビ五輪統括部長が、東京五輪のテスト大会めぐる汚職事件や談合事件について、解明されることに関心を持っていると述べました。
デュビ氏は、スイス・ローザンヌで5日月曜に行われた理事会の初日を終えて、「東京五輪のテスト大会をめぐる談合事件について、IOCは注視している」とし、「全容解明に関心を持っている」と語っています。
また「もし何者かが関わっていたのなら、明確にしなければならない。作業は進行中で、おそらく数ヶ月かかる。誰にとっても非常に重要だ」とコメントしました。
東京五輪・パラリンピックをめぐる談合事件では先月29日、先に贈賄容疑で逮捕された広告大手「ADKホールディングス」が談合に関与していたことが判明しています。
それより前には、広告大手「電通」や「博報堂」、「東急エージェンシー」、イベント会社「セイムトゥー」など6社の捜索が開始されました。
なお、東京大会をめぐっては、組織委員会元理事の高橋治之被告(78)が受託収賄の罪で既に4回起訴されています。