秋葉復興相を交代へ、岸田政権の辞任ドミノ止まらず
(last modified Mon, 26 Dec 2022 09:39:37 GMT )
12月 26, 2022 18:39 Asia/Tokyo
  • 秋葉復興大臣
    秋葉復興大臣

岸田首相が現職の秋葉復興大臣を交代させ、後任に伊藤達也元金融担当大臣を起用する意向を固めました。

日本の報道各社は、今回の措置を事実上の更迭と報じており、交代は今月27日にも行われるものと見られています。

秋葉復興大臣については、かねてから「法相になってもお金は集まらない」の問題発言が非難を浴びていましたが、その後政治資金問題などが次々と発覚しました。

こうした問題をめぐり、野党側が年明けの通常国会の召集で追及を強めることは必至で、政府、自民党は法案審議をスムーズに乗り切るために秋葉氏を切る決断をした結果となっています。

岸田内閣の閣僚交代は10月以降4人目となる異常事態で、首相への痛手となるのは必至と見られます。

さらに、過去にLGBTなどの性的少数者を「生産性がない」と表現した杉田水脈総務政務官も交代させる見通しです。

岸田首相は東京都内で講演し、秋葉氏の問題などを念頭に「国民の信頼が何より基本だ」と述べました。

岸田政権ではこれまでに、旧統一教会との接点が次々と判明した山際経済再生担当相(当時)が10月に、死刑制度を巡る失言をした葉梨康弘法相、後援会の収支報告書の記載漏れなどが問題視された寺田稔総務相がそれぞれ11月に、またつい5日前には薗浦健太郎衆議院議員が辞職しており、辞任ドミノが止まらない状態となっています。 

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem