NY円が128円台半ば、FRBの利上げ縮小で円高に
(last modified Thu, 02 Feb 2023 07:12:02 GMT )
2月 02, 2023 16:12 Asia/Tokyo

FRB米連邦準備制度理事会が利上げ幅を0・25%に縮小することを決め、円相場は円高・ドル安が進み、1ドル128円台半ばで取引されています。

日本の報道各社によりますと、2日木曜の東京外国為替市場では、円相場は日本時間の1日水曜午後5時に比べて1円70銭程度円高・ドル安の1ドル128円台半ばで取引されています。

FRBのパウエル議長が記者会見で物価上昇率の鈍化に言及したことで、米金利が低下し、日米の金利差縮小を意識した円買い・ドル売りが進んでいます。

また、対ユーロでは、10銭程度円高・ユーロ安の1ユーロ141円台半ばで取引されています。

パウエルFRB議長がFOMC連邦公開市場委員会後の記者会見で、一部の物価上昇率が和らいでいると指摘したことから米長期金利が低下し、日米の金利差縮小を意識したドル売り円買いが優勢となりました。

この現象について、三菱UFJ銀行の鈴木悠太調査役(ニューヨーク在勤)は「パウエル議長がインフレ鈍化を認め、さほどタカ派トーンがないというところで米金利低下、株高、ドル安で反応した」と説明しました。

また 「今年の緩やかなドル安トレンドを感じさせる値動き」であり、「去年上がったドルに対してまだ調整が続いている」とみています。

 


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