日本が中国対象のコロナ水際措置を3月1日から緩和へ、入国時検査を限定
2月 28, 2023 19:51 Asia/Tokyo
日本政府が、明日3月1日から中国からの渡航者への新型コロナウイルスの水際対策を緩和します。
日本の報道各社によりますと、これについて松野博一官房長官は27日月曜の記者会見で、「明日からは、中国からの入国者全員に義務付けてきた検査について一部を対象としたサンプル検査に切り替え、出国前72時間以内の陰性証明を示せば入国を認める見通しである」としました。
松野氏はまた、中国からの入国者に関し「陽性率が比較的低い水準で推移し、これまで確認された変異型は全て日本で検出歴のあるオミクロン系統だという知見が蓄積された」と説明し、「各国の水際措置の状況を踏まえた」とも述べました。
さらに、中国からの到着便を成田、羽田、関西、中部の4空港に限定していた措置も撤廃し、航空各社の増便も認める方針だということです。
日本はこれにより、入国時検査を原則不要とする中国以外からの渡航者への対応に近づけることになります。
サンプル検査は中国からの入国者全体の最大20%に適用し、陽性者は待機施設などで隔離し、ゲノム解析によって新たな変異型の把握につなげる方針です。
日本政府は2022年12月30日から、中国からの渡航者と日本到着の7日以内に中国への渡航歴がある人に対し、到着時のPCR検査などを義務付けてきました。
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