地下鉄サリン事件28周年に因み遺族が献花、霞ケ関駅などで
3月 20, 2023 16:49 Asia/Tokyo
オウム真理教による地下鉄サリン事件から28年となった20日月曜、現場の東京メトロ霞ヶ関駅(東京都千代田区)など6駅に献花台が設けられ、遺族や駅員らが犠牲者の 冥福めいふく を祈りました。
日本の報道各社によりますと、職員2人が亡くなった霞ヶ関駅では、事件発生とほぼ同時刻の午前8時、職員14人が30秒間の黙とうをささげました。
また、駅の構内に設けられた献花台には遺族や利用客などが訪れて花を供え、犠牲者をしのびました。
この事件で、地下鉄職員の夫を亡くした高橋シズヱさん(76)は献花後、高橋さんは「事件を知らない人が増え、忘れ去られているのではないか」と懸念を示し、カルト宗教への関心が高まっているとして「繰り返される問題だと思う。きちんと(資料を)管理し続けてほしい」とコメントしました。
1995年3月20日、東京都内を走る日比谷、丸ノ内、千代田の3路線で車両に猛毒のサリンがまかれ、13人が死亡、約6300人が負傷しました。
オウム真理教による一連の事件では、5年前に元代表の麻原彰晃、本名 松本智津夫元死刑囚ら13人に死刑が執行されました。
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