May 02, 2023 14:56 Asia/Tokyo

先月6日に隊員10人が搭乗した陸上自衛隊のヘリコプターが沖縄県宮古島の周辺で消明となった事故で、日本時間の2日火曜午前11時45分ごろ、民間の作業船が機体を海中から引き揚げました。

NHKなど日本の報道各社によりますと、2日火曜朝、民間の作業船2隻による機体の回収作業が始まり、同日午前11時45分ごろ、機体を海中から引き揚げました。機体は原形をとどめないほどバラバラに壊れているものの、大型のネットに包まれ、甲板にのせられました。

陸上自衛隊は今後、ヘリコプターからフライトレコーダーを回収して解析を行い、事故原因の究明を進めるとともに、まだ発見されていない隊員の捜索を続ける見通しです。

 

陸自ヘリの機体主要部分を海中から引き揚げ

 

1日の機体回収に向けた準備作業では、作業船が新たに1人を引き上げ、死亡が確認されました。自衛隊の捜索で4月に海底から見つかり、残されていた1人と同一かどうかは不明であり、陸自が死因や身元の特定を進めることになっています。

機体引き揚げの場所は、宮古島の西隣にある伊良部島の北約6キロ、水深約106メートルの海底です。去る4月29日に海底や機体の状況に関する調査を始め、30日は波が高かったため作業を中止しましたが5月1日に調査を再開し、引き揚げの準備を進めていました。

日本時間の去る4月6日夕方、陸上自衛隊のUH60多用途ヘリコプターが沖縄県の宮古島の北の海上を飛行中にレーダーから航跡が消え、消息不明となりました。その後、水深106メートルの海底で損壊した機体の一部が見つかり、これまでに6人の死亡が確認されています。

 


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