9月 07, 2023 15:30 Asia/Tokyo

日本の種子島宇宙センターから、天候不良で打ち上げが延期されていたH2Aロケット47号機が打ち上げられました。

日本の報道各社によりますと、国産の大型ロケット「H2Aロケット47号機」は現地時間の7日木曜午前8時42分11秒、定刻通りに種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられました。

同機は、JAXA宇宙航空研究開発機構のX線天文衛星「XRISM(クリズム)」と 日本初の月面着陸を目指す無人小型探査機「SLIM(スリム)」を搭載しています。

今回は搭載していた「XRISM」を14分後に、「SLIM」を48分後にそれぞれの軌道に投入し、打ち上げは成功しました。H2Aはこれで47機中46機で打ち上げに成功し、成功率は97.9%となりました。

山川宏JAXA理事長は打ち上げ後、「数々の打ち上げに従事してきたが、今回もひとつひとつ緊張感を持って臨んだ。2段エンジンも大きな安心だった。すべてうまくいったことに安堵している。H3など信頼回復に向けて気を引き締めて取り組む」とコメントしています。

H2A47号機は、H3初号機の打ち上げ失敗の影響で、打ち上げが今年5月から8月となり、その後、天候不良を理由にあわせて3度延期されていました。

今回の成功は、日本の宇宙開発を再開する一歩となります。

 


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