2月 08, 2024 21:34 Asia/Tokyo
  • 在日中国大使館が厳正な立場を表明、日本の 「中国を仮想敵」報道受け
    在日中国大使館が厳正な立場を表明、日本の 「中国を仮想敵」報道受け

在日中国大使館の報道官が、日本の自衛隊が中国を「仮想敵」と明示したとのメディア報道について記者の質問に答え、直ちに日本側へ重大な懸念を伝え、厳正な立場を示したと表明しました。

フランス通信が中国新華社通信の報道として伝えたところによりますと、6日火曜、記者の1人から「日本のメディアの報道では、自衛隊はこのほど米軍と行った合同軍事演習で、初めて中国を『仮想敵』と明示し、『台湾有事』に対応する作戦計画の策定も予定している。これについてどう考えるか」との質疑が提起されました。

これに対し、在日中国大使館報道官は「我々は直ちに日本に重大な懸念を伝え、厳正な立場を明確に示した。日本はこの件について確認し、関連報道は事実ではないと表明した」と語りました。そして、「日本国内の一部勢力が一時期以来、台湾問題で立て続けに騒ぎを起こし、台湾海峡の緊張を誇張し、対立と対抗をあおり立て、妄動的かつ冒険的な傾向が著しく高まっている。こうした行為は『一つの中国』原則と中日の四つの政治文書の精神に甚だしく反している」と語っています。

中国は常に「台湾は中国の台湾であり、台湾問題はいかなる外部からの干渉も許されないということを強調しなければならない。いかなる者であろうと、国家主権と領土保全を守る中国人民の決意、意志、能力を過小評価してはならない」として、「1つの中国の原則」を遵守するよう、各国に呼び掛けています。

そして「かたくなに中国の内政に手を出し、中国の統一を妨害するなら、単なる『仮想敵』の問題ではなくなり、必ず重い代償を支払うことになるだろう」として警告しています。

 


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