2月 17, 2024 16:51 Asia/Tokyo

日本の新たな主力ロケット「H3」の2号機が、鹿児島県の種子島宇宙センターから成功裏に打ち上げられました。

日本の報道各社によりますと、JAXA宇宙航空研究開発機構は17日土曜午前、日本の新型主力ロケット「H3」2号機を打ち上げ、所定の軌道投入に成功しました。

H3は鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、1号機で失敗した2段目エンジンが正常に着火して燃焼した上、搭載したロケット性能確認用の模擬衛星と超小型衛星2基も分離しました。

山川宏JAXA理事長は同日午後、記者会見し、「計画通りに飛行」して機体を所定の軌道に投入したと発表するとともに、「こうした打ち上げ結果を報告できたことに安堵(あんど)している」と語りました。

また「H3ロケットは日本が宇宙活動の自立性を確保すること、同時に国際競争力を確保するのが目的で、それに向けて大きく前進した」と述べました。

世界の宇宙開発競争が厳しさを増す中、H3は当初の開発計画から大幅に遅れており、打ち上げの成功数や価格で米スペースX社に大きく先行されています。日本は1号機の失敗から1年で挽回、巻き返しを図りたい考えです。

 


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