沖縄の核兵器配備に関するアメリカの機密文書が公開

アメリカが最近公開した機密文書では、日本政府は、取り決めや人々への公約内容に違反し、アメリカ政府に対して、沖縄のアメリカ軍基地に核兵器を配備する許可を出したとされています。

ジャパンタイムズによりますと、最近、カリフォルニア州のニクソン図書館・博物館によって公開された機密文書には、１９７２年の沖縄返還につながった１９６９年の日米首脳会談の合意の少し前に、日本政府は正式に沖縄におけるアメリカの核兵器配備の許可を出していたということです。

日本政府と交わした合意覚書によりますと、日本外務省の田中弘人移動大使は、当時のアメリカのキッシンジャー大統領補佐官との会談で、日本は非常事態の場合、沖縄に核兵器を持ち込むのに何の反対もしないが、日本の核兵器に対する感情から、このような情報は公開できないと表明したということです。

沖縄の人々数千人は、１４日月曜、アメリカ軍の輸送機オスプレイの飛行再開に抗議する中で、デモを行いました。