原爆投下から75年
首相の被爆地あいさつ、文面酷似に怒りの声「何のために来たのか」
8月 10, 2020 14:06 Asia/Tokyo
8月6日と9日に広島市、長崎市の両被爆地で開催された平和式典での安倍晋三首相のあいさつの文面がほぼ同じであったことが、被爆者の間で怒りを引き起こしています。
共同通信によりますと、広島と長崎での平和式典での安倍首相のあいさつが内容的にほぼ同一であったため、被爆者からは「何のために被爆地まで来たのか。ばかにしている」という怒りの声が上がっています。
官邸のホームページに掲載された双方の全文を比較すると、地名などが異なるものの両市の原爆投下からの復興を称賛した一文や、段落数・構成、表現は同じで、結末部も「永遠の平和が祈られ続けている」「核兵器のない世界と恒久平和の実現に向けて力を尽くす」など、完全に一致しています。
さらに、9日の式典後の長崎の被爆者5団体との面会でも、冒頭の核廃絶への取り組みに関する発言が、式典のあいさつ文とほぼ同じ言葉の繰り返しとなっています。
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