8月 31, 2020 18:46 Asia/Tokyo
  • 自民党政調会長 岸田文雄氏
    自民党政調会長 岸田文雄氏

自民党の総裁選は来月14日投開票で実施する段取りが固まり、安倍首相の後継レースが一段と本格化してきました。

ロイター通信によりますと、自民党総裁選への出馬を明確にした岸田文雄政調会長は31日月曜朝、あるテレビ番組で、出馬意向を固めたと報じられている菅義偉官房長官との違いを訴えました。また、国内メディアの世論調査では、石破元幹事長が次期首相としてトップに立っています。

共同通信などは30日、菅官房長官が出馬する意向を固めたと報じましたが、名前が挙がる石破元幹事長や河野防衛相などのうち、これまでに総裁選への立候補を明らかにしているのは岸田氏のみです。

また、国内メディアは31日、麻生副総理率いる麻生派が菅氏を支持する方針を固めたと報じています。

岸田氏は同日朝のテレビ番組で、ともに安倍政権を支えてきた菅官房長官との差別化について、コロナ後を見据えた政策で違いが出てくると説明し、格差解消に取り組む姿勢を示すとともに、保護主義が台頭する国際社会で日本が主導してルール作りを進めていくべきだと訴えました。

その一方で、足元の新型コロナウイルス対策の一環として、消費税を減免する案については消極的な姿勢を示し、その理由として、税率の引き下げによってシステムを変更するコストがかかり、中小・零細企業の新たな負担になること、消費税の税収が社会保障の財源になっている点を挙げました。

共同通信が29、30日に実施した世論調査で、誰が次期首相にふさわしいか聞いたところ、石破氏が34.3%で首位。続いて菅氏が14.3%、河野氏が13.6%でした。岸田氏は7.5%で5位でした。

また日本経済新聞とテレビ東京の世論調査でも、首位は石破氏で28%。菅氏は11%で4位、岸田氏は6%で5位でした。

 

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