日本で初めて印刷されたコーランがタタールスタン共和国に移送
4月 20, 2016 22:21 Asia/Tokyo
日本で初めて印刷されたコーランの写本が、タタールスタン共和国の首都カザンのイスラム文明博物館に移送されました。
アナトリア通信によりますと、このコーランをイスラム文明博物館に移したタタールスタン・学術協会の関係者は、「1934年に東京で、トルコ系タタール人により、500冊のコーランが出版された。これは日本のタタール人によって非常に重要なものだった」と語っています。
日本に追われたタタール人が、東京にイスラム書籍の印刷所を設立し、日本で最初のコーランがこの印刷所から出版されました。
東京で印刷されたコーランの一部は、当時、エジプト、アフガニスタン、イラクなど33カ国に送られました。
タタールの博物館にやって来たコーランは、印刷された際、日本にイスラムの平和のメッセージを広めるため、当時の日本の天皇に贈呈されたものでした。
このコーランは、皮製の表紙に金の縁取りがあり、タタールのイスラム文明博物館での修復後に展示される予定です。
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