トルコ通信社、「在日ムスリムの一部がフランス製品ボイコットに参加」
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在日ムスリムの一部がフランス製品ボイコットに参加
トルコ・アナトリア通信が、日本在住のイスラム教徒複数名とのインタビューにおいて、フランス政府関係者の反イスラム発言に関する在日ムスリムの立場や見解を報じました。
この報道では、日本在住のイスラム教徒らが、イスラム預言者を揶揄した風刺画を擁護するという、マクロン仏大統領の立場を強く拒否し、フランスの立場を非難・否定する側に回っているとしています。
東京都内で店舗販売用のイスラム教徒向けハラール食品を取り扱う日本人関係者は、アナトリア通信のインタビューに対し、フランスでの侮辱的な内容の風刺漫画を非難し、「このような行動は、諸宗教とのやり取りにおけるフランスのやり方を物語っている」と述べました。
また、フランス製品のボイコットについても、「自分は、ある種のフランス製チーズが好きでよく食しているが、フランスによる今回のイスラム侮辱行為により、今後はもうそれを買わないつもりだ」としています。
さらに、イスラム教徒のある日本人女性もこれに関して、「イスラム教に対するフランスの考えは空想的なもので、それはイスラムをよく知らないことによるフランス人のイスラム嫌いに端を発している」と語りました。
そして、東京にあるモスク、東京ジャーミイ広報・出版担当の下山茂さんも、「フランス人は常に、自由を謳っているが、自由とはすべてのことを指すわけではなく、宗教や信条に対するこうした批判は自由の実例とはいえない」と述べ、欧州がイスラム恐怖症の危険に陥ると強調しました。
これまでほぼ1週間ほど、イスラム諸国ではフランスの反イスラム的な立場表明・行動を理由に、抗議デモや集会が開催されており、またそれらの国の一部の市民はフランス製品の不買運動に踏み切っています。
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