2月 09, 2021 19:42 Asia/Tokyo
  • 森喜朗会長
    森喜朗会長

日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長は9日の記者会見で、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言したことを巡り、「オリンピズムの根本精神に反するもので、極めて不適切であったと改めて強調したい」と述べました。

ロイター通信によりますと、森会長の発言を巡っては、国内外から批判が相次いでいます。共同通信の世論調査によれば、6割近くが森氏を会長として「適任とは思わない」と回答しました。

五輪のスポンサー企業の間でも困惑は広がっており、日本生命は「女性蔑視とも捉えられ、男女平等が謳(うた)われているオリンピック・パラリンピック精神にも反する表現であり、大変遺憾である」とコメントし、ENEOSホールディングスも、人権の尊重や男女平等などの観点から「極めて遺憾であり残念である」としました。

山下会長は、東京大会の開催に向けては、新型コロナウイルス感染拡大の影響などで開催に否定的、不安の声があるのは「自然なこと」とする一方で、いかにして安心・安全な開催ができるか関係者が一丸となって議論しているとしました。

 

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