防衛省、陸自施設計画図案の開示要求に対し応答拒否
4月 01, 2021 17:53 Asia/Tokyo
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沖縄県辺野古新基地
日本防衛省が、沖縄県辺野古新基地への陸自常駐関連の日米合意をめぐる、ジャーナリストからの陸自施設計画図案開示請求を拒否しました。
沖縄の地元紙・沖縄タイムスによりますと、県名護市辺野古の新基地に陸上自衛隊を常駐させることで日米現場トップが合意していた問題を巡り、防衛省は陸自施設の計画図案の開示請求に対して「存否の応答を拒否する」との決定を下しています。
岸信夫防衛相は今年1月27日、参院予算委員会で計画図案について聞かれ「そういう形での図があったという話はある」と答弁しており、布施氏は岸氏の答弁を引用して「図」の開示を今年2月5日付で求めていました。
しかし、防衛省はこれに対し、「他国との信頼関係が損なわれる恐れ」などを挙げ、あるかないかも回答しない、と3月30日付で通知しています。
これに対し、請求したジャーナリストの布施祐仁氏は「国会で大臣が存在すると認めているのに、意味が全く分からない」と批判しました。
また、「図案があると認めた岸氏は米国との信頼関係を損なったことになるのか。本当にないなら国会の答弁を訂正しなければならない。防衛省は事実をあいまいにせず説明責任を果たすべきだ」と主張しており、決定に対して審査請求をする意向です。
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