4月 17, 2021 16:21 Asia/Tokyo

バイデン米大統領と、同大統領の就任後初の国賓として訪米した日本の菅首相が、共同記者会見を行いました。

菅首相は17日土曜、この共同記者会見で、中国をめぐる問題が議題となったとし、「東シナ海や南シナ海における力による現状変更の試み、地域の他者に対する威圧に反対すること、そしてインド太平洋地域の平和と繁栄を確保していくために、日米がこのビジョンの具体化を主導し、ASEAN(東南アジア諸国連合)、豪州、インドをはじめとする他の国々、地域とも協力を進めていくことで一致した」としました。

さらに、「現下の国際社会が直面する新型コロナウイルス、気候変動といった過去に例のない危機に対処していく上でも、日米両国は互いに欠かすことのできないパートナーである。両国がこれらの課題の解決に向けた多国間の取り組みを主導していく大きな責任を持っていることを確認した」と語っています。

続けて、両国が世界のよりよい回復をリードしていく観点から、日米コア・パートナーシップに合意し、日米共通の優先分野でもあるデジタルや科学技術の分野における競争力とイノベーションの推進、コロナ対策、グリーン成長、気候変動などの分野の協力を推進することでも一致した」と述べました

一方、バイデン大統領は冒頭で、「われわれにとってホワイトハウスで初めての、対面での会談となった。ヨシ、はるばるワシントンまで来てくれてありがとう。こうして直接会う機会が得られたことに感謝する。会談に向けた両国の取り組みはわれわれが日本とアメリカの連携をいかに重視しているかを示している」とし、中国、北朝鮮問題や5G・半導体供給網での協力、共通の価値観の維持、新型コロナ収束の最優先、気候変動に対する積極的行動、両国の交流促進、銃規制の支持などについて語っています。

 

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