日本で、イラン詩人サアディの記念日にちなんだウェビナールが開催
4月 26, 2021 19:55 Asia/Tokyo
イランの大詩人サアディーを記念する「国際サアディー・デー」にちなんで、「サアディー、イランの詩人、言葉の巨匠」と題したウェブ上でのセミナールが25日日曜、在日イラン文化センターにより東京で開催されました。
IRIB通信が東京から報じたところによりますと、世界へのペルシャ語教育や普及伝播を目的に活動するイランのサアディー財団理事のハッダード・アーデル博士が、ビデオ形式のメッセージの中で、ペルシャ語・文学のすべての愛好者らに対し、この日に際して祝辞を述べるとともに、「西暦4月21日にあたるイラン暦オルディベヘシュト月1日はサアディーの日であり、これはイランや世界でこの偉大なる詩人への更なる周知をはかるに適した日である」と語りました。
また、サアディーは800年前のシーラーズで韻文や散文作品を書き上げた偉大な詩人だとしました。
また、同文化センターのホセイン・ディーヴサーラール参事官も、サアディーやこの詩人の作品について、「荒木茂、蒲生礼一、沢英三、黒柳恒男、岡田恵美子などの偉大なイラン学者や教授によって名作『薔薇園』、『果樹園』の著作は日本語の翻訳されており、日本人愛好家の多くがこれらの作品に関心を持っている」と述べています。
続いて、大東文化大学で教鞭をとる中村菜穂講師が、「薔薇園」や「果樹園」の名作に触れ、「19世紀のアメリカの哲学者で作家のラルフ・ワルド・エマーソンを含め、何人かの偉大な思想家がサアディーについて重要なコメントを残している」としました。
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