韓国外務省;「日本が一方的にG7での韓日会談開催合意を取り消し」、日本は否定
(last modified Mon, 14 Jun 2021 09:52:36 GMT )
6月 14, 2021 18:52 Asia/Tokyo
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韓国外務省当局者が14日月曜、「菅義偉首相と韓国のムン・ジェイン大統領が主要7カ国首脳会議に合わせ会談することで韓日両国が合意したが、日本が一方的に取り消した」と発表しました。

共同通信によりますと、菅義偉首相ムン大統領は13日日曜、G7サミットが開かれている英南西部コーンウォールのホテルであいさつを交わしましたが、サミットにあわせた日韓首脳会談は見送られたとういことです。

両首脳は昨年9月に電話会談していますが、直接の対面は初めてとなります。

韓国・ヨンハプ通信が同国外務省当局者の話として報じたところによりますと、両国は今月11~13日に英南西部のコーンウォールで開かれたG7首脳会議の期間中、略式会談を行うことで暫定的に合意していました。

同当局者は「われわれは最初から開かれた姿勢で日本側の呼応を期待した」として、「だが、日本側が(韓国軍の)恒例の東海領土守護訓練を理由に実務レベルで暫定合意していた略式会談に応じなかったのは残念に思う」と述べています。

ムン大統領は英国を離れる際、自身の交流サイトに「韓日関係で新しい始まりになり得る大切な時間だった」としながらも「会談につながらなかったことを残念に思う」と書き込みました。

なお、菅首相は同行記者団の取材に「(ムン氏が)同じ会場にいてあいさつに来られた。失礼のないようにあいさつした。バーベキューの時にもあいさつに来た」としながらも、元徴用工や元慰安婦などの問題で韓国側が解決策を示すべきだとの認識も強調しました。

新型コロナウイルスへの対応などが批判を受け、支持率が低迷している菅首相が政治的な考慮で韓国との対話より批判に集中しているとの見方が提起されています。

ヨンハプ通信は、日本側が理由として、島根県竹島の周辺海域で15日に行われる予定の韓国軍による定例訓練を挙げたとしています。

NHKによりますと、加藤官房長官はこれに対し、14日午後の記者会見で「報道は承知しているが、そのような事実は全くない。事実に反するのみならず、一方的な配信は遺憾で、直ちに韓国側に抗議した。今回のG7サミットでは、スケジュールの都合により、日韓首脳会談は実施されなかった」と表明しました。

 

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