ゴーン被告の逃亡支援した米親子、初公判で起訴事実認める
6月 14, 2021 18:56 Asia/Tokyo
日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告の海外への逃亡を援助したとして逮捕されていた米国人親子の初公判が14日、東京地方裁判所で始まりました。
フランス通信が報じたところによりますと、マイケル・テイラー被告(60)とピーター・テイラー被告(28)は2人とも起訴事実を認めているということです。
両被告は、2019年12月にゴーン被告のレバノンへの逃亡を支援したとされています。両被告はゴーン被告を楽器ケース中に隠し、トルコを経由してプライベートジェット機で移送しました。レバノンは、身柄引き渡し条約を日本と結んでいません。
ゴーン被告は日本で会社法違反など4件で起訴されていましたが、当時は保釈中でした。
両被告が有罪を言い渡された場合、3年以下の懲役刑となる可能性があります。
「近年で最も大胆かつ巧妙」ともいわれるゴーン被告の逃亡劇は、日本の関係当局の面目をつぶす形となりました。日本の要請で米国から身柄を引き渡されたテイラー親子は、レバノン国籍のもう1人の容疑者と共謀し、この逃亡劇を画策したとみられています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj