村上春樹氏、コロナ関連発言めぐり菅首相を批判
8月 30, 2021 14:12 Asia/Tokyo
作家の村上春樹氏が、菅首相の新型コロナウイルスを巡る発言を批判しました。
日本の報道各社が、日刊スポーツの報道として報じたところによりますと、村上氏は自らDJを務めるラジオ番組「村上RADIO」の「今日の言葉」のコーナーで29日日曜、菅首相が7月のIOC国際オリンピック委員会の総会で「新型コロナ感染拡大は世界中で一進一退を繰り返しているが、ワクチン接種も始まり、長いトンネルにようやく出口が見え始めている」とあいさつしたことを紹介しました。
そしてこの発言に関して、「僕はね、菅さんと同い年だけど、出口なんて全然、見えていません。この人、聞く耳をあまり持たないみたいだけど、目だけは良いのかもしれない。あるいは見たいものだけ見ているのかもしれない。どちらでしょうね?」と皮肉を交えて批判しています。
その上で村上氏は「さて、現実には、なかなか出口が見えて来ない状況ですが、僕らは今、ここにあるものを何とか目いっぱい活用して、本当に出口が見えてくるまで、うまく生き延びて、やっていくしかありません」と呼びかけたということです。
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