米軍の処理済み汚水放出問題めぐり、国の担当が宜野湾市訪れ陳謝
9月 02, 2021 20:15 Asia/Tokyo
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沖縄
アメリカ軍が、普天間基地に保管していた有機フッ素化合物を含む処理済みの汚水を日米両政府が扱いをめぐって協議中に下水道に流した問題で、国の担当者が2日、地元の宜野湾市を訪れ、国も当日になって把握したと説明したうえで、市民に不安を与えたとして陳謝しました。
NHKによりますと、アメリカ軍は先月26日、普天間基地に保管していた有機フッ素化合物のPFOSとPFOAを含む処理済みの汚水を日米両政府が扱いをめぐって協議をしているさなか、下水道に流しました。
これについて2日、宜野湾市は国にいきさつの説明を求め、防衛省と環境省の担当者が宜野湾市を訪れました。
この中で、松川市長は「放出の可能性があったのであればぜひ情報提供をしていただきたかった。非常に残念だ」と述べました。市によれば、防衛省の池田眞人環境政策課長は「市民の皆さんにご心配と不安を与えまして大変深くおわび申し上げます」と陳謝したうえで、国も当日になって放出を把握したとしたほか、今後もアメリカ側との協議を続けていくなどと説明したということです。
このあと、松川市長は記者団の取材に対し、「政府としても残念で遺憾だということだが、そのまま終わってしまっては困る。米側にもっと強く申し入れてもらわないと困ると申し上げた」と語りました。
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