クウェート、尖閣問題の意見表明を否定
May 16, 2016 20:41 Asia/Tokyo
クウェート外務省の関係者が、尖閣諸島に関するクウェート政府の見解表明に関する日本のメディアの報告を否定しました。
バーレーンの国営通信がクウェートから伝えたところによりますと、クウェートの外務次官が、日中が領有権を巡って対立している尖閣諸島の問題が、クウェートと日本の最終声明に盛り込まれるという日本メディアの報道を否定し、クウェートと日本の最終声明に対する中国の抗議と尖閣諸島に関する中国の主張について触れ、「日本のメディアはこの問題に関するクウェートの責任者の発言を伝えたが、こうした発言は誰からのものであるにせよ、クウェート政府とは関係がない」としました。
同次官はまた、「これに関するクウェートの立場は日本との最終声明、またその前のドーハでのアラブ・中国会議で表明されたもののみであり、クウェートはこれらの表明に忠実であり、この会議でも中国に関するマイナスの問題は提示されていない」としました。
クウェートの外務次官は、中国との関係が戦略的なものであることについて触れ、「クウェートは国際的な治安と平和を維持する上で歴史的な責任に基づいて関係を実行する」と述べました。
5月11日から13日のクウェートのサバーハ首相の日本訪問の中で、両国は共同声明を発表しました。
タグ