国際平和デーに合わせ、広島で被爆者らが世界平和願う祈り
9月 21, 2021 18:57 Asia/Tokyo
国連が定める「国際平和デー」での21日、広島市の平和公園では、被爆者らが核兵器の廃絶と世界平和の実現を願って、祈りをささげました。
国連では、9月21日を非暴力と停戦を呼びかける「国際平和デー」と定め、これにあわせて広島市の平和公園では毎年、「平和の鐘」を鳴らして祈りがささげられています。
NHKによりますと、21日には被爆者団体の代表らが平和公園に集まり、原爆慰霊碑に花を手向けたあと、正午に鳴らされた「平和の鐘」の音に合わせて、核兵器の廃絶と世界平和の実現を願って全員で黙とうし、祈りをささげました。
参加した県被団協の箕牧智之 理事長代行は「アフガニスタンやミャンマーで苦しんでいる人のことを思い起こして祈った。世界中の人が核兵器や貧困のない世界で、穏やかな日々を送れるようにしていかなければならない」と話していました。
また、もう1つの県被団協の佐久間邦彦 理事長は「世界ではいまだに紛争が起こっていて、核兵器が世界の平和に役立つというのは疑問だ。二度と悲劇を繰り返さないために、核廃絶に向けて頑張りたい」と話していました。
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