燃料タンク投棄のF16米軍戦闘機が三沢基地に戻る

飛行中に燃料タンクを投棄し、青森空港に緊急着陸した米軍三沢基地のF16が、三沢基地に戻りました。

NHKによりますと、青森県のアメリカ軍三沢基地のF16戦闘機が飛行中に燃料タンクを投棄し、青森空港に緊急着陸したトラブルで、問題の戦闘機がエンジンを取り替えたうえで5日日曜午後３時半ごろ、青森空港を離陸し、そのおよそ１５分後に三沢基地に戻ったということです。

先月30日、アメリカ軍三沢基地のF16戦闘機1機が、訓練に向かう際、エンジンの油圧が下がり続けているという警告が出たため、燃料タンク2個を青森県深浦町の住宅地の近くなどに投棄したあと青森空港に緊急着陸し、青森空港の駐機場に停止したままとなっており、アメリカ軍は今月3日、機体のエンジンを外して別のエンジンに取り替え、点検を行っていました。

アメリカ軍は今回のトラブルのあと、三沢基地のF16の飛行訓練を見合わせていましたが、今月2日に再開し、青森県や関係自治体は安全対策の説明がないままの飛行再開に遺憾の意を示すなど、反発を強めています。

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