被団協、日本政府の核兵器禁止条約参加を要求 署名65万人分たずさえ
12月 21, 2021 22:44 Asia/Tokyo
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日本原水爆被害者団体協議会
日本原水爆被害者団体協議会(被団協)は21日火曜、日本政府が核兵器禁止条約に参加することを求めるおよそ65万人分の署名を、外務省軍縮不拡散・科学部の池松英浩審議官に提出しました。
共同通信によりますと、署名の数は65万7174人分にのぼりました。
被団協の木戸事務局長は、「戦争による核攻撃を受けた唯一の国である日本政府が核兵器の禁止から廃絶へ、今こそ先頭にたって世界をリードするときだ」と述べました。
NHKによりますと、出席者の話として、外務省の池松審議官は、核兵器保有国と非保有国の橋渡し役を果たしていくなどとした政府の立場を説明したということです。
面会のあと、木戸事務局長は記者団に対し「『岸田総理大臣に伝える』とは言ってくれたので、私たちの声が直接、総理に届くと期待しているが、話し合い自体はすれ違いだった。日本政府は、被爆者の思いを世界に伝えるために動いてほしい」と述べました。
核兵器禁止条約は来年3月、オーストリア・ウィーンで初めての締約国会議が開かれますが、核保有国は同条約に参加しておらず、日本もアメリカへの配慮から参加を見送っています。
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