中国、スパイ容疑で拘束の日本人を起訴
May 24, 2016 21:25 Asia/Tokyo
中国が、スパイ容疑で拘束した日本人が、捜査当局に起訴されたことを明らかにしました。
イルナー通信によりますと、日本は、日本人がスパイ容疑で拘束されたことは確認していましたが、具体的にどのような罪に問われているかなどについては、中国側から伝えられていないということです。
中国は昨年、4人の日本人を拘束し、この4人はいずれも、中国に対するスパイ活動などの疑いで逮捕されています。
中国の新聞、サウスチャイナモーニングポストは、日本当局の話として、今月、中国側からこの日本人について情報が与えられたが、その罪については明らかにされていないと伝えています。
中国は、昨年の5月と6月、日本人男性3人と女性1人を、中国の安全保障に反する行為を行ったとして逮捕しました。
男性3人は、北海道、神奈川県、愛知県、女性は東京都の出身者だということです。
中国は、習近平国家主席が就任した2013年以降、外国の個人や組織の活動への監視を強化しています。
中国は、一部の人々が、軍事分野などの国家の機密文書を盗み、他国に委ねたとしています。
中国は、2014年11月に反スパイ法を施行しました。このときから、スパイ容疑の外国人の逮捕件数が増加しています。
昨年は、アメリカ人、スウェーデン人、カナダ人が、中国の安全保障を乱し、中国に反する活動を行った容疑で逮捕されたことを明らかにしました。
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