東京都で年末年始にコロナ感染拡大、オミクロン株も市中感染
(last modified Tue, 04 Jan 2022 06:47:02 GMT )
1月 04, 2022 15:47 Asia/Tokyo
  • オミクロン株
    オミクロン株

東京都内では、この年末年始に新型コロナウイルスの感染確認が増加し、感染拡大が加速しています。

NHKが4日火曜、報じたところによりますと、コロナ新変異種・オミクロン株の市中感染とみられるケースも増えていて、都は基本的な対策の徹底を重ねて呼びかけています。

仕事納めとなった先月28日、東京都の小池知事は、この年末年始について「人の動きを介して面的に、かつ加速度的に感染の爆発につながることを懸念しなければならない」と述べ、強い危機感を示していました。

年末年始の都内の感染状況を見ていくと、先月29日の感染確認は76人で1日の感染確認が50人を下回る日が、73日連続で止まり、30日は64人、31日の大みそかは先月・12月では最も多い78人と、いずれも50人を上回り、前の週の同じ曜日の2倍近くに達しました。

年明けはさらに増加し、元日は79人、2日は84人、そして3日は1週間前の月曜日の3倍近くとなる103人で、去年10月8日以来100人を上回りました。

これについて、都の担当者は「年末年始で増加のスピードが上がっていて、危機感を強めている」と話しています。

感染経路では家庭内が最も多く、3日までの年末年始の6日間に感染が確認された484人のうち、感染経路が分かっている人のうちの57.7%を占めており、次いで職場内が12.0%、会食が9.1%、施設内が7.4%などとなっています。

さらにオミクロン株の感染確認も増えており、特に年末年始は先月30日に9人、3日は25人の感染がわかりました。

このうち感染経路がわからず、市中感染とみられる人は年末年始は30日と3日で合わせて12人と、一気に増えています。

都の担当者は「クリスマスが終わったころから、オミクロン株の疑いのある人が増えている。年末年始で急激にオミクロン株が拡大している可能性がある」と分析しています。

また都の専門家は、今は、通常の医療との両立が安定的に可能な状況だと分析していますが、オミクロン株の感染拡大の状況によっては病床がひっ迫するおそれがあるとしています。

 


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