日本で、「祖国防衛の理念とテロリズムとの戦い」専門セミナーが開催
(last modified Sun, 09 Jan 2022 10:08:03 GMT )
1月 09, 2022 19:08 Asia/Tokyo
  • 「祖国防衛の理念とテロリズムとの戦い」専門セミナー
    「祖国防衛の理念とテロリズムとの戦い」専門セミナー

在日イラン文化センターが、世界的なテロとの戦いのイランの要人、故ソレイマーニー・イスラム革命防衛隊司令官の殉教2周年にちなみ、「祖国防衛の理念とテロリズムとの戦い」とテーマとする専門的なセミナーを開催しました。

在日イラン文化センターによりますと、イラン人や日本人で関心のある人々の参加により8日土曜にオンラインで開催されたこの会合で、ディーヴサーラール文化参事官は、「今は亡きソレイマーニー司令官は、イランにおける要人であるとともに国民的な英雄、かつレジェンドである。このため、祖国防衛やテロとの戦い、敵への対抗をベースとしたこの故人の文化は、文化的なものとして認知されてきており、全世界で他者に隷属しない自由や権利を求めるすべての人々に認められている」と語っています。

この会合ではさらに、日本のシーア派聖職者でイスラム学者、コーランの翻訳者でもある、エブラーヒーム・澤田達一師が講演を行いました。

澤田師は、「シーア派の視点から見て、清浄無垢なる導師・イマームらは最も著名な指導者、人物であり、特に初代イマーム・アリーはイスラム世界で最も重要な殉教者とされている。この人物の霊廟はイラク・ナジャフにあり、数百万人もの人々が巡礼のためここを訪れている。また、イスラム史上最も重要な出来事の1つは、イラク南部の町カルバラーで発生したシーア派3代目イマーム・ホサインの殉教、通称アーシューラーの出来事とされていると」述べています。

さらに、イマーム・アリーや2代目イマーム・ハサン、イマーム・ホサインの殉教、宗教的な教えの価値観や神のメッセージをはじめとした様々なテーマについて説明するとともに、イスラム教徒やキリスト教徒、そのほかの啓示宗教の信者に対するテロ組織ISISの犯罪を取り上げ、「最も重要なメッセージは、1人の人間として圧制や暴力に対し沈黙してはならないということである。イラン国民はISISの圧政に立ち向かい、ソレイマーニー司令官はこの地域におけるシリアやイラクの人々を支援・救済するために活動し、ISISやそのほかのテロ組織の残忍な犯罪と圧制、大量虐殺の阻止を目指した」としました。

そして、イラン国民が目指す圧政との戦いに触れ、「イラン国民は、スンニー派が多数を占めるパレスチナ国民をも支援してきており、現在も支援している」と語っています。

 


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