日野自動車に国交省が立ち入り調査、排出ガスなど不正データ問題で
(last modified Mon, 07 Mar 2022 06:54:56 GMT )
3月 07, 2022 15:54 Asia/Tokyo
  • 日野自動車
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日野自動車がエンジンの排出ガスなどについての不正なデータを国に提出していた問題で、国土交通省が同社の本社に対する立ち入り調査を開始しました。

NHKによりますと、国土交通省は7日月曜、日野自動車が3種類のエンジンで、排出ガスや燃費についての不正なデータを国に提出していた問題を受け、国土交通省は7日月曜午前9時半、日野市にある本社に立ち入り調査に入りました。

同社や国土交通省のこれまでの調べで、中型エンジンでは不正なデータを国に提出し、生産に必要な「型式認証」を取得していたことが分かり、国は今後の調査結果を踏まえ型式認証の取り消しなどについて判断することにしています。

また、排出ガスの試験の途中で部品を交換する不正を行い、排出ガスの濃度が法律で定められた「保安基準」を満たしていないおそれがあり、日野自動車は最大4万3000台余りを対象としたリコールも検討しています。

日野自動車は、一連の不正は少なくとも平成28年9月からだとしていますが、それ以前については調査できておらず、今後、確認を進めるとしています。

さらに同年の4月には、三菱自動車工業の燃費の測定で不正が明らかになったことを受け、国が行った調査で日野自動車は「不正はしていない」と報告していて、国は、いつから不適切な手順の試験が行われていたのかについても、詳しく調べることにしています。

 


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