東京で、国際女性デーにちなみ反戦ウィメンズマーチが実施
東京都内でジェンダー平等の実現を目指す記念日「国際女性デー」にあたる8日火曜、市民がデモ行進を行いました。
ジェンダー平等に関する活動に携わる市民が実行委員会を結成しての 「ウィメンズマーチ東京」は、2017年から開催されています。
実行委メンバーの濱田すみれさん(37)は「ジェンダー平等とスローガンを掲げても、賃金などの男女格差は今もあり、コロナ下で状況は悪化している。政治家ら権力のある人は本気で取り組んでほしい」と語りました。
また、実行委ではウクライナ侵攻を受けて反戦のコールを準備したといい、「戦時下では個人が尊重されなくなる。戦争にも反対したい」とアピールしています。
実際にこのデモに参加した53歳の女性は、「政府はジェンダー問題がいかにも改善したかのように主張していますが、実際にはほとんど進歩していないのではないでしょうか。その上、今日、世界中の女性がウクライナでの戦争に反対していると思います。ウクライナでの戦争も女性の権利にとって非常に深刻な問題です。だから、私は平和を求めて声を上げる側に参加したいと思います」とコメントしました。
また、別の46歳の女性は「(日本のジェンダー問題は)すぐに変わるとは思いませんが、この全ての人にこの抗議行動を見て、女性が差別されていることを理解してもらい、状況を徐々に変えてほしいと思います」と話していました。
主催者側によりますと、東京都渋谷区でのデモには約300人が参加し、「戦争反対」「暴力・差別を許さない」などのシュプレヒコールを上げ、「あらゆる暴力に反対」「意思決定の場に多様性を」などと書かれたプラカードを掲げて力強く行進しました。
ちなみに、NHKが昨年行った「ジェンダーに関する世論調査」によりますと、男性・女性の性別によって不利益を受けたと感じたことがあるかどうか、という質問に対しては、不利益を感じたことが『ある』と答えたのは、男性は26%、女性は42%で、自分の性別によって不利益を感じている人は、男性より女性のほうが多くなっています。
また毎日新聞が英誌エコノミストの発表として報じたところによりますと、先進国中心の29カ国を対象に、女性の働きやすさを指標化した2021年のランキングでは、首位は2年連続でスウェーデンが占め、日本は下から2番目の28位となっています。

