北朝鮮が岸田首相を批判、「拉致は既に全て解決」
6月 08, 2022 11:03 Asia/Tokyo
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「国民大集会」に出席した岸田文雄首相
北朝鮮が、「拉致は既に全て解決」したとして岸田首相を批判しました。
共同通信が中国・北京から報じたところによりますと、北朝鮮外務省は7日火曜、日本人拉致問題の解決を目指し去る5月29日に東京都内で開かれた「国民大集会」に岸田文雄首相が出席したことに絡み、「拉致問題はわれわれの誠意と努力で既に全て解決され、朝日間の問題として存在しない」と主張しています。
この問題ついて北朝鮮外務省は、同省日本研究所の李炳徳研究員名義の記事をウェブサイトに掲載しました。
李氏は岸田氏が集会で拉致を内閣の「最重要課題だ」と表明したことを「参院選で支持票をかき集めようとする政治詐欺劇だ」と批判しています。
また「20年前、安倍をはじめとする右翼勢力が醜悪な政治的野心を実現するため拉致問題を極大化した」と主張しました。
なお、日本の報道各社によりますと、北朝鮮による拉致問題をめぐっては、拉致被害者の家族が先月29日に東京で開いた「国民大集会」に岸田首相が出席し「いまだに多くの被害者が北朝鮮に取り残されているのは本当に申し訳ない」と述べたうえで、みずからが先頭に立ち、拉致問題の解決に向けて全力で取り組む決意を強調しています。
日本側は、「北朝鮮としては、日朝ピョンヤン宣言から今年9月で20年となるのを前に、核・ミサイル問題をめぐってアメリカや韓国との連携を強める日本をけん制した形だ」との見方を示しています。
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