3月 09, 2023 20:46 Asia/Tokyo
  • シリアでの米軍事駐留
    シリアでの米軍事駐留

共和党が過半数を占める米下院は、シリア駐留中の米兵900人が180日以内に同国を撤退するとした民主党提出の法案を否決しました。これにより、米軍がシリア北部と東部で駐留を継続することになります。

アメリカは、10年におよぶシリア内戦の間に、ISISなどのテロ組織への対抗を口実にしてシリア国内の分離主義因子を支援・幇助してきたほか、シリアの産油地帯を違法に占領しています。

今回の法案に反対した議員らは、その理由として、シリアでのテロ組織ISISの存在を挙げ、「米軍撤退は、ISISの再結成につながり、これは米国とその同盟国を危険に晒す可能性がある」としています。

シリア政府は、自国内における米軍駐留を違法な行動だとし、米軍とその支援を受けるシリア民主軍がシリアの石油などの資源を略奪しているとして非難しています。


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