May 06, 2023 17:25 Asia/Tokyo
  • エルドアン氏
    エルドアン氏

トルコ大統領選挙に関する世論調査により、現職のエルドアン氏が対立候補に敗北するとの見方が出ています。

トルコは以前から経済危機に見舞われています。通貨トルコ・リラは急落し、国内では貧困や失業が増加しました。こうした経済危機の中、今年2月6日にはトルコ南部11県をマグニチュード6の地震が襲い、エルドアン政権はさらなる課題を抱えることになりました。現政権反対派はこれに乗じ、与党の危機管理能力の欠如を批判しています。

続投を目指すエルドアン氏は、これまでにほぼ全ての世論調査で劣勢が伝えられており、識者は与党・公正発展党の候補が伸び悩む理由はこれらの問題にあるとみています。

IRIB通信によりますと、ある社会研究団体により実施された世論調査では、野党・共和人民党のケマル・クルチダルオール党首が決選投票の末、次期大統領選挙で勝利すると予測されました。

同団体が5日金曜に発表した報告によれば、今月14日のトルコ大統領選挙が決選投票にもつれ込んだ場合、得票率はクルチダルオール氏が53.9%、エルドアン氏が46.1%になる見込みだということです。

今回の大統領選挙は、28回目の議会総選挙と同時に行われます。トルコの野党各党は、首相・大統領あわせて20年におよび実権を握ってきたエルドアン氏の時代を終わらせるため、「国民連合」を結成し、クルチダルオール氏を統一候補としています。

 


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