婦女子への蔑視や穿った捉え方の是正に努めたイスラム預言者
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女性と少女
イランの宗教専門家でコーラン解説を専門とするモハンマド・アリー・アンサーリー氏は、「イスラムの預言者ムハンマドは女子に対するアラブ民族の誤った思考の排斥に努めた」と語ります。
アンサーリー氏は、女子に関する預言者ムハンマドの見解をめぐる言説において、「預言者ムハンマドは、女子は何と素晴らしい存在であり、上品さと優しさを持ち、奉仕の用意があり、情愛にあふれ、助力となり悲しみを理解し、祝福され浄化する存在である」と述べています。
また、「この偉大な預言者は、少女に対する誤った考えを排斥し、人々の意識から無明という堆積物を排除すべく、この文化をアラブ社会に広めた」としました。
そして、この伝承に関して次のように述べています。
「イスラムの預言者は次のように述べられた。『女の子は何と素晴らしい存在か。彼女たちは男の子よりも優美さにあふれ、人生の準備においてより大きな役割を果たしている。彼女たちは人間であり、神から祝福されており、時には男の子にはない清純さを有している』と」
これらの気品あふれる言葉は、あなたの娘たちが神にとって特別な価値があることを人々に強調するためにイスラムの預言者が発したものです。
アンサーリー氏はまた、預言者ムハンマドのそのほかの文言として、「祝福された愛おしい子供たちである娘を持つ人々を、神が憐れんでくださいますように」と語りました。
また、「預言者は、娘たちは両親にとって純正なる素晴らしい遺産であるとされた」とも述べています。
さらに、預言者ムハンマドは別のハディース・伝承において、「二人の娘を持つ者は誰でも最後の審判の日に私と一緒にいるだろう」と強調していますが、これは非常に見事な解釈です。
アンサーリー氏は続けて、「預言者の別の伝承では、『神はあなたの娘たちにもっと愛情を注いでおり、女性や女の子を喜ばせる人は誰でも、その心は喜びを感じるだろう』とされている」と述べています。
また、歴史上の出来事にも触れ、「モスクでは、預言者に子供を授かるという吉報がもたらされ、その子供は女の子であると告知された。イスラムの預言者は、女の子は大切でないという偏見がありありと現れているアラブ人の表情を見て、『レイハーネ・アシュマハーは神が私に授けた芳香を放つ花のような娘だ』と言われた」としました。