Pars Today
インドがイラン南東部チャーバハール港の開発に名乗りを上げていることは、イランとの合意を足掛かりにしてインドが西アジアへの進出に乗り出していることの表れです。
インドは先日イランと、同国の戦略的港湾チャーバハールの開発・運営に関する10年間の協定に署名しました。インド政府は、中央アジア諸国およびアフガニスタンとの貿易を増大させ、さらにコーカサス、西アジア、東ヨーロッパといった新たな地域への道も開拓したいと考えています。
チャーバハール自由経済特区機関のモガッダム代表が、駐イラン日本大使との会談において、「チャーバハール港は、戦略的意義を持つ重要な港の1つとして、イランと中央アジアの経済を繁栄に導く可能性を秘めている」と述べました。
相川一俊・駐イラン日本国特命全権大使が、「イラン南東部チャーバハール港湾は世界の様々な地域へアクセスが可能な港湾都市である」とし、「ここには投資や観光面での良好な可能性が存在する」と語りました。
UNDP国連開発計画の駐イラン代表が、イラン南東部における淡水・農業用水施設の建設に関するUNDPと日本の共同事業実施に向けた合意書について明らかにしました。
イラン第1副大統領が、同国南東部スィースターンバルーチェスターン州にあるチャーバハール港湾の拡張に向けた投資の増大を協調しました。
インドのソノワル海運大臣が、「イランのチャーバハール港は、中央アジアへつながる安全かつ速いルートである」としました。
インド政府が、イラン南東部のチャーバハール港との貿易拡大に向けて努力を続けることを強調しました。
インドの新聞、インディア・エクスプレスが、チャーバハール港は米国の制裁の適用対象から外れているとしました。
イラン南東部チャーバハールのシャヒード・ベヘシュティ港で、アフガニスタンから最初のトランジット貨物が、中国の天津港に向けて送り出されました。