チャーバハール自由経済特区機関代表、「本区にはイラン・中央アジア経済を繁栄させる力ある」
3月 02, 2023 16:59 Asia/Tokyo
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チャーバハール自由経済特区機関のモガッダム代表と相川一俊・駐イラン日本大使との会談
チャーバハール自由経済特区機関のモガッダム代表が、駐イラン日本大使との会談において、「チャーバハール港は、戦略的意義を持つ重要な港の1つとして、イランと中央アジアの経済を繁栄に導く可能性を秘めている」と述べました。
イラン南東部スィースターン・バルーチェスターン州にあるチャーバハール港は、マクラーン海およびインド洋につながる、国内で唯一外洋に面した港です。
同港はまた、アフガニスタンやトルクメニスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、キルギス、カザフスタンといった海を持たない中央アジアの内陸国にとり国際海域にアクセスする最短ルートであり、戦略的意義を持つことから、これらの国々には特に重要視されています。
イルナー通信によりますと、モガッダム代表は、1日水曜日に行った相川一俊・駐イラン日本大使との会談で、「チャーバハールは、その地政学的立ち位置により、観光および物流の分野で多くの可能性を持っている」と述べました。
また、2023年にチャーバハール石油化学施設の第1フェーズが操業を開始すると明らかにし、「(イランの)戦略文書に基づけば、チャーバハール自由経済特区はイランにおいて3番目の規模の石油化学産業集積地である」と指摘しました。
相川大使は、UNDP国連開発計画の駐イラン代表および同行の使節団と共にチャーバハールを訪れました。
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