UNDPと日本が、イラン南東部の淡水化事業に協力
3月 01, 2023 16:10 Asia/Tokyo
UNDP国連開発計画の駐イラン代表が、イラン南東部における淡水・農業用水施設の建設に関するUNDPと日本の共同事業実施に向けた合意書について明らかにしました。
UNDPのクラウディオ・プロヴィダス(Claudio Providas)駐イラン代表は28日火曜、日本の相川一俊・駐イラン大使と共に南東部スィースターン・バルーチェスターン州のチャーバハール港を訪問する中で、イルナー通信のインタビューに答えて、「同州は、イランの中でも大きな州の1つに数えられる。恒常的な飲料水の確保は、同州の生活や発展につながる事柄であり、今回の旅行は、この地域の水の状況を調査することを主な目的としている」と述べました。
報道によれば、プロヴィダス氏は相川大使およびチャーバハール行政区長とともに、ピンク色に見えることで有名なリパール湖、火星の表面のようなメッリーヒー山脈、沿岸地帯、港湾施設、自由経済特区を視察し、さらに地域でのさまざまな会議で水に関連する現地の問題について話し合いました。
マクラーン海およびインド洋につながるチャーバハール港は、イラン国内で唯一外洋に面した港です。この場所はさらにアフガニスタンのほか、トルクメニスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、キルギス、カザフスタンといった外洋を持たない中央アジアの内陸国にとっては国際海域にアクセスする最短ルートであることから、その戦略的意義が特に重要視されています。
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