7月 09, 2022 16:40 Asia/Tokyo

きょう9日土曜は、サウジアラビアをはじめ一部のイスラム諸国で犠牲祭の日とされています。

犠牲祭(ペルシア語でエイデ・ゴルバーン、アラビア語でイード・アドハー)は、イスラム教徒にとって最大の祝日のひとつで、毎年世界各地で盛大に祝われます。

イスラム教の伝承では、イスラム暦ゼルハッジャ月10日、神は預言者アブラハムを試すため、息子イスマーイールを生贄としてささげるよう命令しました。アブラハムがイスマーイールを屠場へ連れて行き、いざその首元にナイフを突き立てた瞬間、神はアブラハムが自らの命令を守ったことに満足し、天使ガブリエルを羊とともに遣わし、アブラハムは息子のかわりにその羊を屠ったのです。

イスラム教の聖地メッカを訪れた巡礼者らはこの日、羊や牛を屠り、その肉を貧しい人たちに分け与えます。

この日の習慣として、犠牲祭の日の特別礼拝、羊や牛の屠殺、親族どうしの訪問、客人へのもてなし、親族への贈り物や不和の仲裁、嫌悪の解消などがあります。

それゆえ、犠牲祭はイスラム諸国やイスラム教徒の居住地域では、菓子やナッツ類、家畜を売る業者の書き入れ時となります。

 


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