イラク元首相、「前倒し総選挙は実施されず」
9月 12, 2022 19:25 Asia/Tokyo
イラク元首相で、政党連合「法治国家連合」のトップであるマリキ氏は、11日日曜ツイッターに、「司法当局が議会解散を認めなかったことから、前倒し総選挙が行われることはない」と投稿しました。
イラクでは昨年10月に議会の前倒し総選挙が行われましたが、それから11カ月が経過しても、各勢力・政党間の対立により新たな内閣が発足されない事態が続いています。
イルナー通信によりますと、マリキ氏はツイッターに、「司法当局が議会の解散を認めなかったということは、新たな内閣が発足して議会が再開された後でなければ、いかなる前倒しの総選挙も行われないということだ」と投稿しました。
そして、「各政治組織も司法当局の決定を支持し、議会の解散と前倒し選挙への反対を表明している」としました。
マリキ氏はまた、「この(前倒し選挙という)問題は脇に置き、最良の職務遂行や治安・政治的安定のため、いかに議会を再開させ、早急に内閣を発足させるかのアイディアを出すことに注力すべきだ」としました。
イラク最高裁は7日、サドル師派による議会解散要求について、司法が判断することではないとして退けていました。
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